「退職コネクトって実際どうなの?」「298,000円も払って大丈夫?」と不安になって調べている方へ。
退職コネクトは、株式会社コネクトが運営する社会保険給付金の受給サポートサービスです。公式サイトには「申請が不受理の場合は全額返金保証」と書かれていますが、特定商取引法に基づく表記では返金の対象が「弊社に落ち度があった場合のみ」に絞られています。ほかにも運営会社の住所が単身向け賃貸マンションである、メールアドレスが別事業のドメインであるなど、契約前に確認しておきたい点が複数あります。
料金と返金条件、口コミの有無、運営会社の実態を順に見ていきます。
この記事でわかること
※本記事の情報は2026年8月7日時点のものです。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
人事労務コンサルティング会社経験後、1000人規模の医療法人で人事課長として、社会保険手続き、規程整備、助成金、労務のDX化など幅広く対応。その後社労士事務所を開業し、ベンチャー企業から大企業のバックオフィスのサポートを行なっている。
退職コネクトは特商法の記載住所で法人登記を確認できない給付金サポート
退職コネクトは、社会保険給付金の受給をサポートするサービスです。社労士・弁護士監修をうたっていますが、監修者の氏名は公開されていません。まずは運営会社の基本情報を確認しましょう。
| サービス名 | 退職コネクト |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社コネクト |
| 運営統括責任者 | 佐藤卓(代表取締役は非公開) |
| 設立 | 2023年8月(約3年) |
| 法人番号 | 特定できず(特商法記載の円山町の住所で登記された「株式会社コネクト」が見つからない) |
| 住所 | 東京都渋谷区円山町2-16 ハーベストハウス(部屋番号なし) |
| 電話番号 | 050-5497-4396(IP電話) |
| メール | taishoku-info@mdms-connect.com |
| 公式サイト | https://taishoku-connect.com/ |
住所の「ハーベストハウス」は渋谷区円山町にある単身向け賃貸マンションで、募集中の住戸は1K・専有面積19〜27平方メートル・賃料9.6万〜11.2万円です4。オフィス利用の物件ではありません。しかも部屋番号の記載がなく、実際にその場所で事業を行っているのか確認できません。さらに、国税庁の法人番号公表サイトで渋谷区内の「コネクト」を含む法人69件を確認しましたが、円山町2-16に登記のある「株式会社コネクト」は見つかりませんでした。
料金は298,000円で先払い、返金保証の条件は公式サイトと特商法で範囲が違う
退職コネクトの料金体系は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 298,000円(税込) |
| 支払い方法 | 先払い(5日以内に入金なければキャンセル)。分割はクレカのみ(手数料別途) |
| 返金保証(公式サイト) | 「申請が不受理の場合は全額返金保証」「万が一失業保険が受給できなかった場合は全額返金保証」 |
| 返金保証(特商法) | 「お客様都合によるお申込み後のキャンセルおよび返金はお受けしておりません」「ただし、弊社に落ち度があった場合のみサポート料金を全額返金いたします」 |
注意したいのは返金保証の条件です。公式サイトは「申請が不受理の場合は全額返金保証」と、結果が出なければ返ってくるように読める書き方をしています。一方、契約条件を定める特定商取引法に基づく表記では「お客様都合によるお申込み後のキャンセルおよび返金はお受けしておりません」「ただし、弊社に落ち度があった場合のみサポート料金を全額返金いたします」となっており、返金の対象が事業者側の落ち度に限定されています。
「不受理」と「弊社の落ち度」は同じ範囲ではありません。申請が通らなかった原因が利用者側の事情や審査機関の判断にあると運営側が判断した場合、公式サイトの表現からイメージする返金が受けられない可能性があります。298,000円を先払いする以上、どちらの条件が契約に適用されるのかを申し込み前に書面で確認しておくべきです。国民生活センターも給付金サポートの契約トラブルについて注意喚起を行っています1。
当編集部が複数社の公開料金を並べた目安では、社会保険給付金サポートの価格帯は10万円台後半から36万円程度です。298,000円はその中間からやや上に位置します。
退職コネクトの口コミ・評判は現時点で確認できず
当編集部の調査時点で、退職コネクトに関する第三者の口コミは確認できませんでした。Google検索、SNS、Googleマップ、口コミサイトを横断的に調査した結果です。
良い口コミ
退職コネクトに関する良い口コミは、当編集部の調査では確認できませんでした。公式サイトは「サポート実績35,000+」「顧客満足度No.1」と表示していますが、それだけの利用者がいるにもかかわらず第三者の口コミが見当たらないのは不自然です。公式サイトに掲載されている「お客様の声」は運営側が載せているもので、外部からの検証はできません。
気になる口コミ
退職コネクトに関する悪い口コミ・気になる口コミも確認できませんでした。Googleマップにも口コミの登録はありません。
35,000件という規模の実績があるなら、第三者の口コミが1件も見つからないのは不自然です。実績数の根拠を確認する必要があります。
退職コネクトが怪しいと感じる8つの理由
「退職コネクト 怪しい」と感じて検索する方は少なくないはずです。以下は当編集部が調査で確認した事実です。
1. 住所が単身向け賃貸マンション(部屋番号なし)
特商法に記載された「東京都渋谷区円山町2-16 ハーベストハウス」は、1Kの単身向け賃貸マンションです。募集中の住戸の賃料は9.6万〜11.2万円で4、オフィス利用の物件ではありません。さらに部屋番号の記載がなく、建物名だけが書かれている状態です。298,000円の契約先がワンルームマンションの一室という点は、大きな不安材料です。
2. 法人番号で登記が確認できない
国税庁の法人番号公表サイトで渋谷区内の「コネクト」を含む法人を検索すると69件が該当しますが、そのなかに円山町2-16を所在地とする「株式会社コネクト」はありませんでした2。同名の法人が別の住所で登記している可能性はあるものの、特商法に記載された住所で法人を確認できない状態です。
3. 公式サイトと特商法で返金の対象範囲が違う
前述のとおり、公式サイトの「申請が不受理の場合は全額返金保証」と、特商法の「弊社に落ち度があった場合のみ」では、返金が認められる場面の広さが違います。契約に適用されるのは通常、特商法に基づく表記のほうです。広い条件が目に入りやすい場所に置かれ、狭い条件が別ページにある構造は、申し込む側が誤解しやすい形になっています1。
4. メールアドレスが別事業(マーダーミステリー)のドメイン
問い合わせメールのドメイン「mdms-connect.com」は「マダミスコネクト」というマーダーミステリー事業のものです。退職代行・給付金サポートとは全く関係のない事業のドメインを使っている理由は不明です。専用ドメインを用意しない、あるいは共用している点は、事業としての独立性に疑問を抱かせます。
5. 実績35,000件以上と顧客満足度No.1に根拠の表示がない
公式サイトは「サポート実績35,000+」「顧客満足度No.1」と大きく掲げていますが、集計期間・調査主体・調査方法の表示は見当たりません。No.1表示は、根拠となる調査を明示することが景品表示法の観点から求められています。数字の出どころを確認できない以上、判断材料としては扱えません。
6. 電話はIP電話、「メールにて」と電話を回避
連絡先はIP電話(050番号)で、固定電話やフリーダイヤルはありません。さらに「お問い合わせはメールにて」と電話での問い合わせを避ける姿勢が見られます。298,000円のサービスで電話対応を回避するのは、サポート体制として不十分です。
7. 代表取締役が非公開
特商法ページには「運営統括責任者:佐藤卓」とありますが、代表取締役の氏名は記載されていません。法人番号も確認できないため、実質的な経営者が誰なのか外部からは把握できない状態です。
8. 社労士・弁護士監修をうたうが氏名非公開
退職コネクトは「社労士・弁護士監修」と謳っていますが、監修者の氏名や所属事務所は一切公開されていません。実在する専門家が本当に監修しているかどうか、利用者が確認する手段がありません。
これらの事実は「退職コネクトが詐欺である」と断定するものではありません。ただし、298,000円を先払いする判断をする前に、これだけの不透明な要素があることは認識しておくべきです。契約前に返金条件や具体的なサポート内容を必ず書面で確認してください1。
退職コネクトのメリットは価格帯、デメリットは信頼性に関する不透明さ
調査結果から、退職コネクトのメリットとデメリットを整理します。
メリット
- 料金が298,000円:相場(10万円台後半〜36万円)の中間帯で、最安ではないが比較的手が出しやすい価格帯
- 社労士・弁護士監修をうたっている:氏名非公開ではあるが、専門家が関与している可能性がある
- 公式サイトに返金保証の記載がある:「申請が不受理の場合は全額返金保証」の表記あり(ただし特商法では対象が狭い)
デメリット
- 返金の対象範囲が公式サイトと特商法で違う:契約に適用される特商法では「弊社に落ち度があった場合のみ」に絞られている
- 法人番号が確認できない:法人格の存在を外部から検証できない
- 住所が単身向け賃貸マンション:部屋番号も記載なし
- 実績と満足度の根拠が不明:「35,000件以上」「顧客満足度No.1」に調査の出どころがなく、第三者の口コミも見当たらない
- メールアドレスが別事業のドメイン:マーダーミステリー事業のドメインを問い合わせ先に使っている
- 先払い制で5日以内の入金が必要:検討期間が短い
- 電話対応を回避:IP電話のみで「メールにて」と記載
- 監修者の氏名が非公開:専門家の関与を確認できない
- 代表取締役が非公開:経営責任者が不明
退職コネクトの利用はLINE相談から受給まで3ステップ
退職コネクトの公式サイトに記載されている情報をもとに、利用の流れを整理しました。
公式サイトからLINE登録またはメールで相談。給付金の受給見込みについて確認します。
サービス内容と料金に納得したら契約(298,000円・税込、先払い)。5日以内に入金がなければキャンセル扱いになります。契約前に特商法ページの返金条件を確認し、書面で保存してください。
サポートを受けながら給付金の申請手続きを進め、受給を開始します。具体的なサポート内容(助言型か代行型か)は公式サイト上で明確に説明されていないため、契約前に確認が必要です3。
退職コネクトとよりみち給付金サポートの比較
退職コネクトと、当サイトで紹介しているよりみち給付金サポートを比較しました。
| 比較項目 | 退職コネクト | よりみち給付金サポート |
|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社コネクト(記載住所での登記を確認できず) | 株式会社よりみち |
| 料金(税込) | 298,000円 | 360,000円 |
| 分割払い | クレカのみ(手数料別途) | 月々3万円からOK |
| 返金保証 | あり(特商法では「弊社に落ち度があった場合のみ」) | あり |
| 支払い条件 | 先払い(5日以内入金必須) | - |
| 口コミ・実績 | 第三者の口コミは確認できず | 利用者の口コミあり |
| 専門家監修 | 氏名非公開 | - |
| 設立 | 2023年8月 | - |
| 拠点 | 単身向け賃貸マンション(渋谷区) | - |
| 連絡先 | IP電話・メール(電話回避) | - |
料金面では退職コネクトのほうが約6万円安く見えますが、返金の対象範囲が公式サイトと特商法で違うこと、記載住所での法人登記を確認できないこと、第三者の口コミが見当たらないことを考えると、料金の差だけで判断するのは早計です。安さの裏にある不透明さを見落とさないでください。
よりみち給付金サポートは分割払い(月々3万円から)に対応しており、一括払い割引もあります。他社を比較検討中の方はその旨を伝えると、料金面で相談に応じてもらえる場合もあります。
どちらが自分に合うか迷っている方は、まず無料相談で受給見込みと具体的な条件を確認するのが確実です。
退職コネクトに関するよくある質問
退職コネクトについて、よく検索されている疑問に回答します。
退職コネクトの料金はいくらですか?
298,000円(税込)です。先払い制で、5日以内に入金がなければキャンセル扱いになります。分割払いはクレジットカードのみ対応で、手数料は別途かかります。
退職コネクトは怪しいですか?
特商法記載の住所で登記された法人が確認できない、その住所が単身向け賃貸マンション、公式サイトと特商法で返金の対象範囲が違う、メールアドレスが別事業のドメイン、実績や満足度の数字に根拠の表示がないなど、確認しておきたい材料は多くあります。「詐欺」と断定する根拠はありませんが、契約前の確認は必須です1。
退職コネクトの返金保証はどんな条件ですか?
公式サイトには「申請が不受理の場合は全額返金保証」と記載があります。一方、特商法ページでは「お客様都合によるお申込み後のキャンセルおよび返金はお受けしておりません」「ただし、弊社に落ち度があった場合のみサポート料金を全額返金いたします」となっており、返金の対象が事業者側の落ち度に限られています。申請が通らなかった場合にどちらの条件が適用されるのか、契約前に必ず書面で確認してください1。
退職コネクト以外に給付金サポートサービスはありますか?
あります。社会保険給付金サポートの口コミ・比較記事で、主要なサービスの料金や評判を比較しています。1社だけで判断せず、複数のサービスを比較検討することをおすすめします。
失業給付金の受給サポートを利用すると不正受給になりますか?
受給サポートサービスの利用自体が、ただちに不正受給にあたるわけではありません。ただし、虚偽の申告や事実と異なる書類を提出した場合は不正受給に該当し、給付金の返還命令や罰則の対象となります3。サポートを利用する場合でも、申請内容が事実に基づいているか自分自身で必ず確認してください。
まとめ 退職コネクトは外部から確認できない点が多く契約は慎重に
退職コネクトは298,000円という料金自体は相場の範囲内ですが、それ以外の面で不透明さが目立ちます。特商法記載の住所で登記された法人を確認できない、その住所が部屋番号のない単身向け賃貸マンション、公式サイトの「不受理なら全額返金」に対して特商法では「弊社に落ち度があった場合のみ」、メールアドレスが別事業のドメイン、実績35,000件以上と顧客満足度No.1に根拠の表示がなく第三者の口コミも見当たらない、代表取締役も監修者も氏名非公開。これだけ確認できない要素が重なるサービスに298,000円を先払いするのは、相応のリスクを伴います。
給付金サポートの利用を検討しているなら、1社だけで判断せず複数のサービスを比較したうえで決めてください。自己都合退職の失業保険の仕組みや退職給付金の基本を自分で理解しておくことも、適切なサービス選びの助けになります。
出典
- 国民生活センター「給付金サポートに関する注意喚起」(2025年12月)
- 国税庁 法人番号公表サイト(2026年8月7日確認)
- 厚生労働省「基本手当について」
- LIFULL HOME'S「ハーベストハウス」建物情報(2026年8月7日確認)



